2024/06/10 16:01

腸内細菌が健康の鍵を握っている?!

 

私たちの腸内には、100種類以上、約100兆個の腸内細菌が生息しており、

お花畑のように見えることから「腸内フローラ」と言われています。

 

腸内細菌の種類は、大きくわけて、「善玉菌・日和見菌・悪玉菌」の3つです。

 

「善玉菌」は消化や吸収機能に役立ち、身体に良い影響を与えるとされる細菌です。

 

「悪玉菌」は、有害な毒素をつくり、下痢や便秘を招くなど、身体に悪い影響を与える細菌です。

 

そして、「日和見菌」は善玉菌と悪玉菌の様子を伺いながら、どちらか優勢な方の味方につきます。

 

そのため、健康な腸内環境にするには、「善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1」のバランスを保つことが大切です。

 

ですが、年齢とともに、「善玉菌」の数が減少し、「悪玉菌」が増えると言われています。

 

年齢を重ね、善玉菌の数が減るのは仕方ありませんが、生活習慣を見直すことで、

年齢に負けない健康な腸を手に入れることが出来ます。

 

腸内環境をよくするには、食事を見直すことが特に重要です。

 

善玉菌がたくさんいる腸内環境がいい腸の状態ですが、たんに善玉菌を増やすだけでは不十分です。

 

鍵となるのは、「善玉菌」などの腸内細菌の種類を増やすことが大切です。

 

腸内細菌には多様性があり、その種類が多いほど、超粘膜のバリア機能が高まり、

外からの細菌やウイルスに対する免疫力がアップすると言われています。

 

ですので、腸を元気にするには、普段に食べる食品の数を増やすことが大切です。

 

普段に食べる食品の数を増やすことで、腸内細菌のエサとなる栄養素の種類も増えるため、

多様性をもった腸内細菌が元気に働くようになります。

 

そこで、「善玉菌」を成長させる食品をご紹介します。

 

腸内細菌を元気にする食品

 

1. 発酵食品

 

発酵食品には、善玉菌の乳酸菌が豊富に含まれています。

 

納豆

味噌

ヨーグルト

キムチなど

 

2. 食物繊維

 

食物繊維は、「腸のお掃除係」と言われていますが、その効果は、便秘を予防、改善し、腸内環境を整えるだけでなく、

血糖値の急激な上昇を抑える働きや、コレステロールの吸収を抑制する働きがあります。

 

海藻

アボガド

こんにゃくなど

 

3. オリゴ糖

 

オリゴ糖は、腸内細菌を整える機能性成分で、乳酸菌のエサとなって善玉菌が優位になるように働きます。

 

便秘の予防や改善、おなかの調子を整えます。

 

バナナ

はちみつ

さつま芋など

 

4. EPADHA

 

腸の炎症を抑え、善玉菌が増えやすい環境に整えるだけでなく、潤滑油として便の通りをよくする働きがあるため、

便秘解消に役立ちます。

 

EPADHAは、青魚に多く含まれていますね。

 

サバ

サンマ

アジなど

 

このように、腸内細菌を元気にする食品を組み合わせて、まんべんなく食べることが大切です(^-^)